Pre-Historic Period, Proto-Historic Period

日本の歴史1: 先史時代・原始時代

古代以前の時代は、大きく分けて下の四つの時代に分けられる。

  1. 旧石器時代(紀元前一万年より前の時代)
  2. 縄文時代(紀元前一万年~紀元前三百年)
  3. 弥生時代(紀元前三百年~西暦三百年)
  4. 古墳時代(西暦三百年~西暦七百十年)

1.旧石器時代
今から一万年以上前の時代で、三〜四万前にアジア大陸から移り住んだ人々が狩りや漁や木の実の採集をしながら生活していた時代。石製の刃物などを使って生活していたが、土器はまだ使われていなかった。日常生活は10人前後の集団で送っていた。

2.縄文時代
約一万三千年前に、日本の気候がよくなり、海面の高さが上昇し始めた。この気候の変化に伴って、旧石器時代の文化から、縄文文化という新しい文化が生まれた。この時代に、「縄文土器」という土器が使われ始めた。定住的な生活が始まり、平均的な集落は四〜六軒ぐらいの世帯で、20〜30人が集団として生活していた。

3.弥生時代
紀元前三百年頃に始まった時代で、鉄器や青銅器などの金属器が使われ始めた。水稲耕作が始まり、それまでの食料を採取する生活から、食料を生産する生活へ、生活のスタイルが変化した。この新しい生活スタイルは、現代日本の農耕社会の基礎になっている。また、この時代には「大人 [だいじん]ー下戸 [げこ]ー生口 [せいこう] (奴隷)」という社会的身分が成立していた。

4.古墳時代
三世紀の後半に、九州や近畿など西日本を中心に、主に中部より西の日本各地で「古墳」という豪族や有力者のための大きな墓が作られるようになった。また、大和 [やまと] という地域(現在の奈良県)を中心に、広域的な政治連合のヤマト朝廷が成立した。(近畿地方から九州北部までの地域に成立。)この時代に国は徐々に中央集権化されて、七世紀の終わりまでには、中国の政治体系に影響を受けた中央集権行政が成立した。

593年に、大和の飛鳥 [あすか] 地方に推古 [すいこ] 天皇の皇居が建てられた [飛鳥時代 (593-710) の始まり]。聖徳太子が推古天皇の摂政として政治を行って、六世紀の半ばにはこの地域に仏教が伝えられた。飛鳥文化は日本で最初の仏教中心の文化として知られている。朝廷は仏教を支持して、韓国や中国を真似たお寺や宮殿を建てたり、漢字を使って歴史を記したりした。また「律令 [りつりょう] 」という刑法と行政法についての基本法典の青写真を作成した。