日本のポップカルチャー1
日本のポップカルチャーのルーツは、17世紀から19世紀まで続く江戸時代にあると考えられている。江戸時代は、比較的平和で、経済が成長した時代として知られていて、首都の江戸やその他の大きな都市で、侍やお金持ちの商人達が、様々な新しい文化を楽しんだ。また、鎖国によってほとんどの外国との交流が禁止されたことで、日本独自の文化が発達したとも考えられている。この時代に、大衆的な文学作品や歌舞伎・文楽などの芸能、浮世絵などの芸術が人気になって、商品として広く売られるようになった。
江戸時代の代表的な作家の一人は井原西鶴だ。西鶴は17世紀後半に活躍した作家で、町人の日常生活などについて書いた作品は、広く大衆に楽しまれた。
「歌舞伎」というのは日本の伝統芸能の一つで、派手な衣装や演出を使って演劇をする。歌舞伎のルーツは遊女が客を集めるために始めた歌や踊りだと言われているが、このような「遊女歌舞伎」は、国にとって危険因子になる可能性があるとして、江戸幕府によって禁止された。現在でも、歌舞伎は男性しか演じることが出来ない。
「文楽」というのは人形を使った演劇のことで、たいてい一つの人形を三人で操る。人形が演じる物語は基本的に一人の人によって語られて、三味線の音楽も使われる。文楽も歌舞伎と同じように男性しか演じることが出来ない。
「浮世絵」というのは絵画のジャンルことで、カラフルではっきりとしているなどの特徴がある。木版画によって大量生産が出来るようになったために、一般大衆にも広く楽しまれた。浮世絵は、明治維新で外国との交流が再開された後に、フランスの印象派の画家達に影響を与えたと言われている。